エアコン用語説明

エアコン用語の解説  

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ルーバー   シロッコファン   エアコン   冷媒   マルチエアコン   勾配   リモコン   背板・裏板   化粧テープ   ビニテ   ドレンホース   真空引き   冷媒配管   

 

 

ルーバーエアコンのルーバー

ルーバー(Louver)は。羽板(はいた)と呼ばれる細長い板を、隙間をあけて平行に組んだもの。

エアコンでいうとルーバーとは、風が出てくる部分「吹き出し口」の部分にある『羽』です。

主に風の向きをコントロールしています。

冷房時と暖房時で動き方が全然違います。

リモコンにある「風向」や「風の向き」ボタンを押すと上下に動いて風の向きを変えてくれます。

暖房時は下向き、冷房時は上向きになります。

『頭寒足熱』という言葉があります。頭を冷やして足元を暖めること、ということになります。よく眠れて健康にとってもいいそうです。昔の人は何でもお見通しですね。

 

 

シロッコファンエアコンのシロッコファン

多翼送風機。羽がたくさん付いてて風を送るもの。

エアコンの奥の方にあります、回転することで冷たい空気や暖かい風を送り出してくれるものです。

ここにカビがびっしり発生してしまうと運転をかけるたびにイヤ~な臭いがします。

また、回転中に尖った物などを入れてしまうと羽が一瞬で粉々になります、絶対にやめてください。ご自身でエアコンのクリーニングをなさる方に多いです。エアコン内部のクリーニングはプロに任せた方が得策です。

 

 

エアコンリモコン

エアーコンディショナー(air conditioner)の略。

空調設備のひとつです。お部屋内の空気の温度や湿度などを調整してくれる機械です。

近年のエアコンは、温度や湿度の他に、マイナスイオン発生機能・自動で内部を洗浄する機能・加湿機能・など、様々な便利機能が付加価値として搭載されたモデルが増えてきています。

 

 

冷媒(れいばい) 冷媒のガス缶3本

冷媒ガス。冷熱機器等において熱の移動に用いられる熱媒体。

ルームエアコンではR22・R410・R32などがあります。

一般的には『フロンガス』の方がよく耳にする言葉だと思います。

現在発売されているルームエアコンは冷媒にフロンガス(R22)を使用してる機種は無く、新冷媒と呼ばれる『代替フロン』(R410・R32)が用いられています。

 

R22(フロンガス)・・・実質2020年には全廃するそうです。現在R22のエアコンをご使用されているお客様は新冷媒のエアコンへの買い替えをお勧めします。万が一ガス漏れなどでR22を補充したくてもできなくなってしまいます。

 

R410・・・(2種混合代替フロン)フロンガスの代わりに登場した冷媒。

 

R32・・・(単一種代替フロン)ここ数年で出始めた新しい冷媒。R410に比べ、地球温暖化係数が三分の一なのだそうです。

 

 

マルチエアコン

 

室外機1台で複数台の室内機を動かすことのできるエアコン。

通常のエアコンは1台の室外機と1台の室内機がセットになっていますが、マルチエアコンは1台の室外機に2台3台の室内機を接続して使うことが出来ます。

 

 

勾配(こうばい)

 

● 水平面に対する傾きの度合い。傾斜。または、斜面。例ー『勾配の急な坂道』

 

・エアコン工事で言う勾配とは、主にドレン(ホース)勾配の事です。ドレンホースとは室内機から出る結露したお水が通るホースの事です。

・室内機が斜めになっていたりすると「逆勾配状態」になり、逆流した水が室内機からがポタポタ落ちてきてしまいます。取付の際、水平器を使わないで目測だけでテキトーに付けちゃう手抜き工事に多いです。

・一般的に1/100(1メートル当たり1センチ)が妥当だと言われます。「ひゃくいち」と発音します。

・余談ですが、設備屋さん(主に水道設備)の下水管勾配は1/50「ごじゅいち」だそうです。流れすぎても流れなくてもいけないらしいです。下水だから、あの、その、あれだ、水だけじゃなく固形の物も流れます。置き去りにされないように上手い事流れに乗って流さなければいけないのだそうです。

 

リモコンエアコンのリモコン

 

リモートコントローラー(remote controller)の略。遠隔操作装置。

言わずもがな、リモコンです。現在、ルームエアコンのほとんどが無線式になりましたが、1970年代は有線式の割合の方が圧倒的に多かったんです。しかも、今のようにボタン式じゃなく、スライドレバー式でした。いかにもメカ!って感じが私は好きです。

現代では開発が進み、外出先からスマートフォンなどで自宅のエアコンを操作できたりします。子供の頃に見た未来の世界ですね^^

 

背板・裏板(せいた・うらいた)エアコンの背板エアコンに収まった背板

 

・エアコンの室内機を壁などに取り付けるための金属製の板。

・背板をネジ等で壁に取り付け、そこに室内機を引っ掛けるような感じでエアコンは付いています。

・背板を壁に取り付ける際の注意点。

1、壁の材質を見極める。石膏ボード・コンクリート・ベニヤ・土壁など。

2、壁の材質(強度)に適したネジ類を選定する。コーススレッド・木ビス・ボードアンカー・コンクリートアンカーなど。

3、水平器を用いてしっかりと背板を水平に取り付ける。

4、背板が壁にしっかりと付いているか荷重して確認。

・最低でもこの4つのポイントを押さえないといけません。ここを適当ではなく、テキトーにしてしまうとエアコンの落下、エアコンの傾き、水漏れ、動作不良、異音、様々な弊害が発生してしまいます。

ちなみに、当社では以上の4つのポイントは当然の事、さらに5つのポイントを踏まえています。ポイントの内容は残念ながら企業秘密ですm(__)m

 

化粧テープ (けしょうてーぷ)

 

・コーテープとも言います。エアコンの配管に巻きつけて見た目を綺麗にしてくれるテープです。

・エアコンの配管は見た目には一本ですが中身は4本もの管が入っているんですよ。冷媒管2本とドレンホースと電線で4本です。これらをまとめて化粧テープで巻きます。

・一般的なテープのように粘着性のある「粘着性タイプ」と、まったく粘着性のない「非粘着性タイプ」の2種類があります。

・「化粧テープ」と言うくらいですので、エアコンの最終的な見た目の良し悪しに関わってくるとても大切な物です。これを綺麗に巻くか巻かないか、美しく巻けるか巻けないか、職人の腕の見せ所のひとつです。

 

ビニテ (びにて)

 

・ビニールテープの事です。さらに言うと、私たち電気関係の人間が使うビニテは「電気絶縁用ビニールテープ」です。

・用途は様々で、とても万能です。

・気温の影響を凄く受けやすい部材のひとつです。

夏は高温の為、ものすごく伸びます。少し強く引っ張っただけで1㎝が3~5㎝伸びます。

逆に冬は全然伸びません、すぐに切れてしまいます。

ですので、夏に引っ張りながら巻かれたビニテは、冬の寒い季節に切れてしまうこともあります。逆に冬にあまり引っ張らなかったビニテは、夏になると熱ダレを起こしてしまい、接合部分が抜けてしまったりすることもあります。

・ビニテを制す者は世界を制す。と、云われています。(諸説あります)

ドレンホース

 

ドレンホースとは、水を排水する為のホースです。
エアコンでは夏場に冷房や除湿で使用していると、室内機が結露し内部に水が溜まっていきます。
この水を室外に排水する為のホースです。
ですので、このドレンホースが詰まったり劣化してしまうと室内機側からの水漏れの原因にもなってしまいます。
また、外に露出している部分に関しては紫外線などの影響で劣化しボロボロになってしまうこともあります。(経年劣化によりあまりに古いホースもボロボロになってしまいます。)
この、紫外線からのダメージを軽減しボロボロになるのを防いでくれる耐候性のドレンホース(2重構造)もあります。
当社ではこの耐候性のドレンホースを使用しておりますのでご安心ください。

 

真空引き (しんくうびき)

 

エアコンを取り付ける工程の中に冷媒配管の接続があります。
冷媒配管の接続をしたままの状態だと、冷媒配管の内部は大気の状態になっています。
この冷媒配管の内部に残った大気をポンプを使用して外に排出し冷媒配管の内部を真空の状態にすることを真空引きと言います。


なぜこのように真空引きが必要なのか?
それは、この状態のままガスを開けて使用すると、冷媒配管の内部に残った大気に含まれている水分が凍結し冷媒配管が詰まってしまいます。
もちろん詰まってしまているとガスが通らなくなるので、冷やしたり温めたりすることができません。
また、詰まった状態でも室外機のポンプはガスを送り続けようとするので、ポンプなどの故障の原因にもなります。
このようなことを防ぐために、冷媒配管の接続の後に真空引きを行う必要があります。

 

冷媒配管 (れいばいはいかん)

 

エアコンには冷やしたり温めたりするのに必要な冷媒ガスがあります。
冷媒ガスは室外機から室内機に送られ、また室内機から室外機に戻ってきます。
この時にガスが通る配管の事を冷媒配管と言います。
エアコンには必要不可欠なものですね。
冷媒配管は、銅でできた細い管と太い管に断熱材が巻かれた2本で1セットになります。
家庭用エアコンでは、一般的には2分3分という配管を使用します。
家庭用エアコンでも対応畳数の大きなエアコンだと、この2分3分より少し太い2分4分という配管を使用します。

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