知りたい工具の名前をクリックしてください。
ドライバー モンキーレンチ ニッパー ペンチ ワイヤーストリッパー 圧着ペンチ 六角レンチ インパクトドライバー トルクレンチ パイプカッター リーマー フレアリングツール
スクリュウドライバー(screw driver)と言われていましたが、今では通称でドライバーと言われています。
正式にはJIS規格で、ねじ回しと言います。ちなみのイギリスではターンスクリュウと言います。
この工具は、ネジを回して締めつけたり緩めたりするのに使用します。
使い方は、[押し回し]が基本になります。押す力7回す力3の7:3が理想的です。
また、ネジに会ったサイズのドライバーを使用しないとネジ山がダメになってしまいますので注意してください。
フランスでは、18世紀頃にはドライバーが使用されていました。
今では種類もたくさんあり、聞いたことのないようなものもあります。
一例として、一般的なものは「プラスドライバー」「マイナスドライバー」「精密ドライバー」「六角ドライバー」などがあり、このプラスとマイナスのドライバーでも一般的なものと貫通ドライバーと呼ばれるものがあります。
あまり聞き覚えがないものですと「トルクスドライバー」「トライウイングドライバー」「スクエアドライバー」「ボックスドライバー」「コインドライバー」「ショックドライバー」など、まだまだたくさんの種類が存在してます。
カクテルにもスクリュードライバーというものがありますが、実はこれアメリカ人が即席で作ったカクテルを混ぜるのに使用したものがドライバーだったことが由来になってます。
ボルトやナットを回すのに使うもの。
通常のスパナなどとは違い、ボルトやナットを掴むところの幅をギヤにより自由に調整できます。
掴むところの幅が調整できるので、ボルトやナットを締めたり緩めたりするときに大きな力がかかると少し開いてしまうことがあります。
開いてしまうことによりボルトやナットを痛めてしまうこともあるので使用するときにはモンキーレンチの特性をしっかり把握し十分に注意してください。
名前の由来は諸説ありますが一番有力なものを紹介します。
昔の工場では今とは違い蒸気の力を利用した蒸気動力が使用されていました。
この設備の配管が天井を通っており、配管のメンテナンスをする作業員は油まみれになりながら天井を猿(モンキー)のように動いていたため、グリスモンキーと呼ばれていました。
天井を移動しながら作業するのでたくさんの工具を持つのが大変だったので1つの工具で色々なサイズのボルトやナットを回せるレンチを使用していました。
このことから猿(モンキー)が使うレンチ、「モンキーレンチ」と呼ばれるようになりました。
nip(挟み切る)が語源。
主に電線や針金などの固い物を切断するのに使用します。
切断するものに合わせて様々な種類があります。
「硬線ニッパー」「精密ニッパー」「エンドニッパー」「斜めニッパー」「爪切り用ニッパー」「プラスチックニッパー」「大型ニッパー」などがあります。
一般的に使用されているものは、「硬線ニッパー」と「プラスチックニッパー」が多いです。
変わった物だと、「爪切り用ニッパー」という物があります。あまり馴染みがないですが近年よく聞くようになりました。実はヨーロッパでは昔から使われてきた物です。
2つの平らな刃先が噛み合う構造になっており、物を掴んだり曲げたり潰したりできます。
また根元の部分は刃がついており針金などを切断することもできます。
てこの原理により実際に手で握ったよりも大きな力を刃先に伝えることができます。
ペンチに似た言葉で「プライヤ」という物がありますが、実は意味は一緒なんです。
海外では挟むもの全般をプライヤと言います。その中の一つがペンチなのです。
日本では逆にプライヤはペンチの中の一種類を指す言葉として使われています。
一般家庭のおいて、プライヤの中ではペンチが最も一般的なのでこのような認識になったのでしょうね。
ペンチは、一部分窪んでいる場所がありますがこの場所の使い方はナットやボルトを掴む場所なのですが、
料理などでは銀杏の殻を割るのに丁度いいことから通称「ギンナン」と呼ばれています。
配線の切断や配線の被服を剥くのに使用します。
配線の切断や被服を剥くだけであれば、ニッパーなどでも容易に可能なのですが 電気工事の場合、配線の芯線を傷つけてはいけないのでこのような専用の工具で施工します。
ニッパーなどでも芯線に傷つけることなく被服を剥くことはできますが、ワイヤーストリッパーを使用したほうがより確実でより安心して施工ができます。
種類も様々で、手動の物や自動の物またはケーブルに合わせて「VA線ストリッパー」「同軸ケーブルストリッパー」「光ファイバーストリッパー」 「LANケーブル外被ストリッパー」などの種類があります。
電気工事士の実技試験ではこの工具を使わないとまず合格できません。
ペンチの内の一種類で潰すのに特化したもの。
主に電気工事で使用されるもの。
電線と端子を結合したり、電線と電線を結合するのに使用します。
結合部分は重要な場所なので、適正な圧力にならないと圧着している部分が開かないような構造になっております。
一般的には、似たようなもので電光ペンチと呼ばれている物の方が知られているかと思います。
こちらは、電線の切断や電線の被服を剥いたりすることもできます。
主に電気工作や自動車の配線などで使用しています。
同じ圧着ペンチでも圧着部分の形状に種類があるので、形状に合ったものを使用しましょう。
正式名称は「六角棒スパナ」と言います。
六角形の形をしていることから「ヘキサゴンレンチ」とも呼ばれています。
六角形の穴の開いたボルトなどを、締めたり緩めたりするのに使用します。
プラスやマイナスなどのネジと違い決まったサイズの物しか使用できませんが、接触面積が大きく押す力も必要なくボルトなどが壊れにくいです。
通常は真っ直ぐにしか使用できませんが、「ボールポイント六角棒スパナ」という先が少し丸くなったものを使用すれば斜めでも使用できます。
エアコン工事ではガスの三方弁の開け閉めに使用します。
電動工具の内の一種類です。
通常の電動ドライバーなどは回転だけですが、インパクトドライバーは回転+打撃が加わります。
打撃が加わることにより、固い材質の物にネジを打てたり、長いネジを打てるようになります。
エアコン工事では背板の取り付けなどの時に使用しますが、壁の中にエアコン用の補強版が入っていることもあるのでこのインパクトドライバーを使用しています。
速い回転と打撃が加わるので慣れていないとネジなどを壊してしまう可能性もあるので使用には十分注意が必要です。
決められたトルク(力)でネジやボルトなどを締め付ける時に使用します。
決められたトルクまで達すると「カチッ」という音で知らせてくれます。
これは、締める力が弱くて後々緩んでしまったり、強く締めすぎてネジやボルトなどを損傷させないために使用します。
エアコン工事では、冷媒配管の接続時のナットの締め付けで使用しています。
冷媒配管は高圧のガスが通るので、ナットの締め付けが弱いとガス漏れの原因になってしまいます。
また、強く締めすぎてもフレア部の損傷やナットの損傷につながり、これもガス漏れの原因になります。
このような事を防ぐためにもトルクレンチは必ず使用します。
パイプを切断するための工具。
エアコン工事では、冷媒配管の切断に使用しています。
この工具は、円盤状の刃物と反対側に取り付けられたローラーでパイプを挟み、刃物をパイプに食い込ませながら回すことによりパイプを切断します。
この工具を使用することにより、パイプを潰すことなく筒状のまま切断できます。
別名でチューブカッターとも言われています。
パイプカッターとチューブカッターの違いは、チューブカッターの方が対象物の肉厚が薄いものに使用します。
また、パイプカッターに比べチューブカッターの方が軽量に作られています。
なので、エアコン工事で使用しているのはチューブカッターと言った方が正しいかもしれません。
穴の径を拡げたり、穴の形状を整えるのに使用します。
エアコン工事では、冷媒配管を切断した後に切り口にバリが残ってしまうので、そのバリを取り除くのに使用します。
バリを取り除かないと、フレア加工した時に加工面が歪になったりキズが入ったりしてしまいます。
この状態で接続してしまうと、ガス漏れの原因になってしまいます。
ちょっとした事なのですが、このような状況を防ぐためにも使用しています
通称「ツール」や「フレア」などと呼んでおります。
冷媒配管を加工するための工具です。
切断した冷媒配管を接続できるようにするために、冷媒配管の受けに合わせた形状に加工します。
使い方は、冷媒配管のサイズに合った場所に冷媒配管をセットしハンドルを回すことにより、
冷媒配管の断面をフレア加工(すり鉢状に)できます。
このように加工することにより冷媒配管の接続が可能になります。
また、このフレア部はガスケット(ガス漏れを抑える)効果もあるので適切な加工をしないとガス漏れの原因になってしまいます。
コンベックス
通称「コンベ」などと呼ばれており、一般的には「メジャー」「巻尺」「スケール」などと呼ばれております。
物の長さなどを測るのに使用します。
先の部分がL字になっているので、測る対象物の角などに引っかけて測ることもできます。
エアコン工事では、エアコンの設置スペースの寸法を測ったりするのに使用します。
目測では確実にずれてしまいますので、必ずこの工具で測定します。